転んでもタダじゃ起き上がらない! in ドイツ

憧れの海外就職の失敗談。こんなはずじゃなかった。。をお届け

就活スタート!inドイツ 〜心を整える!編〜

まずは就活するにしても帰国するにしても

私の心はどこに向かっているのか

何をしたいのか

それをしっかりと考える必要があった。

でもなんとなくモヤモヤして何もできない状況がしばらく続いた。

お腹も空かないし、朝まで起きていても全然疲れないし、マジでハイな状況。

気づけば2ヶ月で体重は5キロも減っていた。

 

しかしこのタイミングでちょうど父親から

「仕事はどう?順調?」と連絡があったのだ。

 

私は昔から親に相談する前に全部自分で物事を決めてから

事後報告するタイプであった。

心配かけたくない、とか指図されるのが嫌だとか

気持ちの面では色んなことがあるがとにかくそういうタイプであった。

 

しかし今回に関しては藁にもすがる思いで(メンタルが究極に弱い+完全に行き詰まっている)

父親に素直な状況と気持ちを伝えた。

 

私、ドイツまで来て、日本食レストランで働いて日本人にサービスして

こんな日本人だらけのコミュニティの中で一体何してるんだろう?

って思ったら鬱になって来ちゃって。。

今は全部悪循環で何もうまくいかない。

日常生活もままならないくらい忘れっぽいし、私ってこんなに何もできない人間だったのかって自分に対してひどく落ち込む。

今までの自分じゃない感じがして、辛い。

 

「今すぐにチケットを買って飛行機に乗って帰っておいで」

 

それが父親からの答えだった。

 

自分が何もやり遂げられなかった悔しさと親の優しさに

涙が出てくる。

 

だけどとりあえず今すぐに飛行機に乗ることは無理なので

月末に一旦帰国する旨を伝えて、実は今の職場はもうやめることは決まっていて

帰国したらとりあえずゆっくりしようと思うと伝えた。

 

 

父親は反論することなく、

 

そうだね。君がアメリカに留学した時みたいに、周りはドイツ人(もしくは日本人以外)だらけで

色んなことを吸収できるって思って期待していた環境から

実は蓋を開けてみたら、日本の田舎のような狭いコミュニティで

日本の居酒屋でただ働いているような感覚になっちゃったんだね。

まぁ今回のことは勉強になったんだと思って、まだ若いんだし、とりあえず日本でゆっくりしなよ!

 

そんな父親の言葉にかなり救われて

翌日、私は心がスーーーーッと軽くなったのを感じた。

気持ちをアウトプットすることで自分自身も納得いく答えを見つけた気がしたからだ。

 

「あ、私このデュッセルドルフという街に着いた瞬間から、この街の日本人のスタイルが私には合わないしむしろ大っ嫌いと思ったんだった。」

(全員じゃないと思いますが私の周りの環境からの私的意見です、、、そうじゃない方はごめんなさい!!)

ということを思い出した。

 

10年も住んでるのにドイツ語全く話せないとか

ドイツ人の友達が全くいなくて、毎日同じ日本人同士でつるんでいる感じ。

そしてドイツ人を批判して日本じゃありえないことが多いとか

ドイツ人はどうだとかああだとか批判ばかりする

そのくせ偉そう!!

 

そう。これが大っ嫌いだったのだ。

それを思い出して、自分自身で無理やり順応しなくても良いんだ。

私にはこの街は合わないんだ!と思って納得したら

なんてことはない、よく眠れるようになったし

よく食べれるようになった。

 

そして何よりも仕事でミスをしなくなった。

 

私の心はこれで整ったのだ!

 

嫌だと思っている自分の気持ちと

順応しなければならないというある種の強迫観念の気持ち

二つの気持ちが私の心をぐちゃぐちゃにしていたのだ。

 

それに気づけたらもう私は自分を取り戻したも当然である。

 

就活に向けてアクション開始である!!!