転んでもタダじゃ起き上がらない! in ドイツ

憧れの海外就職の失敗談。こんなはずじゃなかった。。をお届け

ドイツのクラブ事情

ドイツはナイトクラブが有名である。

私はそんなにクラブが好きではないのだが

(友達とはしゃぐならたまにはいいけど)

デュッセルドルフ最後の週末に誘われたので行くことにした!

 

デュッセルドルフでは男性は襟付きのシャツを着ないと入れないようなクラブらしい。

 

早速入ってみるとそこはズンドコフィーバーであった。

 

入場料はひとり20€、入り口でカードを渡されて

こちらのカードでドリンクを購入していくらしい。

ドリンクの支払いは最後にまとめてというスタイル。

そのため、クロークに荷物は全て預けることができる。

 

入り口で支払いを済ませていざ!!

 

英語の曲ばかりだったが私はそんなにクラブに行かないので

知ってる曲が全然ない。

ドイツにいるならクラブも行くことあるだろうし

クラブミュージックも勉強しようと密かに誓った。

(そもそもあんまり音楽聴いたりしないタイプ)

 

相棒は職場の男の人である。

この人は4年ほどドイツにいて

最後だからと連れて行ってくれたのだ。

 

初回のクラブはやはり慣れてる人に連れてってほしいし、

女子だけだと危なかろうということで

この相棒と行くことにした。

 

彼とは仕事上は全く話をしない。

なぜならあの職場はカオスすぎて

誰が味方かわからないのでもはや自分の気持ちは誰にも言わないという鎖国状態になっていたからである。

 

しかし彼とはなんだかんだ打ち解けて愚痴を言い合う仲になっていた。

そしていい感じに酒も進んできて

イエガー、テキーラと祭り状態で飲みまくっていたら・・・・

 

スコーーーーッン

 

と私の記憶は途絶え

全く見知らぬ金髪ドイツ人女子に囲まれ、介抱されていた。

異国でも酔っ払いのどーしようもない奴には優しくしてくれるのね

世界の優しさを感じたよ。

女子たちは私の両脇を抱え、クロークまで連れてってくれて

全部荷物があるかどうか確認させた上でタクシーにまで乗せてくれた。

私は具合が悪すぎてお礼もちゃんと言えたかどうかわからない。

ありがとう!!

君たちの優しさは永遠に忘れないよ!!

私も酔っ払いの女子がどこかで一人でくたばっていたら助けると誓うよ!

 

して異国にいたって、言語が違くたって

どんなに酔っ払っていても私は自宅には帰れるらしい。

 

タクシーの運ちゃんが家の前まで連れてきてくれた。

 

「ここだよな?もう降りてくれ!」

 

運ちゃんがここまで私に辛く当たるのは

タクシーが信号で止まるたびに私はドアを開けて外に吐きまくっていたからである。

 

ここでさらに私は彼を怒らせることになる。

 

現金がない。

 

「カードで払えます??」

 

「払えねぇよ!」

 

「あー。。現金ないっす!てへ!」

 

「・・・・。なんだよもう!」

と行ってATMがあるところまで再びドライブ。

無事現金をおろして

運ちゃんに現金を渡してスィートホームに帰ってきた模様。

 

次の記憶は朝10時。

猛烈な具合の悪さで目が醒める。

 

もうベットから起き上がれない。

無理。

ずーっとゴロゴロゴロゴロ具合悪さと戦っていた。

もう、酒は飲まない。。。。。

なんて人生で何回誓ったろう。

そんなことは無理なのに

私は同じことを今日も繰り返している。。。。

 

 

そんなことを考えながら

なんか今日は外の声がやけに聞こえるなぁ~

日曜日だからみんな外に遊びに行ってるのかな

元気だな。。

 

なんて呑気に考えていたその矢先にまた

吐き気が。。。。。

 

 

トイレに駆け込む!

 

。。。。。。ん?あれ?

 

玄関の戸が開いてる。。。。。٩( )و

そう私は玄関を開けっぱなしで寝ていたのだ。

なんと不用心な。。。。

 

そしてカバンや財布の中身はバスルームに見事ぶちまけられていた。

 

なんてこったい。。。。

 

でも今はそんなことは考えてられない。

もう胃液も出尽くした。

もう出るものがない。。。

でも辛い。。。

水分欲しい。。。

水分取るとまた全部出てっちゃう。。。。

体が震える。。。

お腹も空いた。。。。

とりあえずなんか食べよう。。。

そうだ。出前を取ろう。。。。

まずくてもいいから日本食が食べたい。。。。

寿司を頼もう

 

40分くらいしたら寿司が届いた。

まずかった。

しかしそんなことはもういい。

とりあえず二日酔いの時はやたらと腹が空くのだ。

とりあえず食べる。

食べたらまた吐き気が。。。

 

もったいないけど、、、、全部出て行ってしまった。。。。

さよなら寿司。。。。

 

そうして私の日曜日はトイレとベッドの往復で終了するのであった。