A1試験当日
ドキドキしつつ当日を迎える。
化粧もちゃんとしたし
服もまともなの着た!
(いつも化粧もしないし服もほぼ寝巻き)
第一印象が大事だからね!
いざ出陣!!
車で目的地まで運転🚗
はい。事件起こります。
外人局のある街へ入る直前、向かい車線からバスが。
パッシングされた!!
こ、これは!あのサインですね⁈
そう。ポリツァイコントロール!!
(警察のチェック)
バスの運転手よ、ありがとう。
私は制限速度以下にスピードを落とした。
だがしかし。
ポリツァイは非情にも私をストップした。
実は私、日本でも超優良ドライバー。
違反したこともなければポリスに止められたこともない。
遠い異国の地でポリスに止められるなど
パニックでしかない。
"はい、車停めてねー。免許証見せてー。車両証明見せてー。"
全身震えました。
悪いことしてないけどなぜなら車のライトが一個壊れているのは知っていたので。
"左のライト壊れてるねー。ブレーキ踏んでー。はい、他は大丈夫だねー。"
''車の中にファーストエイドキット、トライアングル、ベストは入ってる?"
…。はい。入ってません。それ入ってません!
しかし!わかんないを装ってとりあえず探すポーズ…
そして全部ドイツ語だったので最後はドイツ語わかりませんので英語でお願いします…。
これからテストに行くっていうのに
緊張とパニックのあまり全て単語飛ぶ。
"ドイツには何しにきたの?働いてるの?これからどこいくの?"
じ、尋問ですか?
''私ドイツ人と結婚しました。あと15分後に外人局でテストあるんです…''
''あ、そうなのねー。じゃちょっとまってねー紙書いて渡すからー。1週間後までにここに書いてあるチェック項目直してね。そうじゃないと罰金だからねー。じゃ!バイバーイ''
…。
くっそーーーー!なんて日だ!!
ポリツァイとバイバイしてからも若干体震える…
外人局には無事間に合った。
ここで私の頭の中には2つの考えが。
①今日の最低の出来事はこのポリツァイコントロールで、もうこれ以上悪いことは起きない。よってテストは合格。私ってラッキー!
②このポリツァイコントロールを皮切りに運は急降下。テストも落ちて今日は残念な日。やっぱり私ってこういう運命だよね。
午前11時。
指定の部屋へ。
今日から私の担当はこのおっちゃん。
名字がドイツ名に変わったから担当も変更に。
✳︎ドイツでは名字のアルファベットで担当者が割り当てられます。
おっちゃん、良い人そうだけど
外人局=恐怖
が私の中で確立されてたので終始ビクビク。
担当者(以下 担)''今日はA1のテストに来たんだよね?ここに住んでるの?彼の家族と?家は大きいのかな?''
実は私、彼の家族の家で住民登録しています。
理由は、そのうちこの近くに引っ越すってことと、外人局を今住んでいるところじゃないところにしたかったから。(日本帰国の前の外人局が怖すぎたのと、ビザ問題で揉めまくったのでそこには行きたくなかった)
本当はダメだけど…バレたら大問題だけど…
とりあえず
私 ''そうです!家めっちゃデカいんです!(実際にめっちゃデカいし、まさに100人入っても大丈夫!てかんじ)
担 ''ハハッ。オーケー。そういえば、ハネムーンに行ったって言ってたけどどこに行ったの?''
私''ブリュッセル に。そのあとアムステルダムにも行きました''
担 ''オーケー。ピーターとはどうやって知り合ったの?''
私 ''去年の1月にネットで…笑💦''
担 ''ああ、ネットね!オッケー。ピーターはどこでなんの仕事してるの?"
私 ''ラーンシュタインで大工を…職業訓練中です…''
担"あぁ、おっけー。じゃこれでテスト終わりね!パスってことで''
私 ''え!え!終わり?いいの?私スーパー緊張してて…"
担 ''全然そんな必要ないよ笑 言ってること全部理解してるし、しっかりしてるから問題ない。1年分のビザを出すよ。これは更新制だから1年後にもう一回きてね。で、学校に通わなきゃいけないからこの1年でしっかり学ぶなり仕事するなりすること''
私 ''はい!ありがとうございます!!私実は来る前にポリツァイコントロールにあってもうパニックで試験もダメだと思ってて…''
担 ''え、今?はははーアンラッキーだったね笑 じゃ、2.3週間後にビザの準備できたよっていうレター送るからその時にビザ取りに来てね。じゃそれまでバイバーイ''
うぉーーーー!
やったやった!テストなして配偶者ビザゲット!
世の中全ての人に感謝でーす!
地獄の1年半がやっと終わる…😭❤️❤️