転んでもタダじゃ起き上がらない! in ドイツ

憧れの海外就職の失敗談。こんなはずじゃなかった。。をお届け

海外で働きたい!ドイツに来てみた!!労働環境とモチベーションの問題。私の大失敗。。の巻(4)

つらつらと私の気持ちの変化を綴ってますが

10月になり大きく変わります。

 

私の働いているお店は個人店で

かなり人気のお店。すごく忙しいが人手が足りない。

まぁ飲食店にありがちな慢性的な人手不足である。

だけど確かに暇な日もあるから難しい。

私の仕事は週6勤務で日曜だけがお休み。それだけでも辛いが、幸い夜だけの営業だったのでなんとかやっていた。

しかし、来てみてびっくり。閉店時間がないのだ。一応、食事のラストオーダーは決まっているが、店主の友達であれば11時だろうが12時であろうが入って飲める謎ルールがあるのだ。

 

私はそういった惰性的なことが大嫌いだ。

友達なら1人でやってくれと思う。

しかしそんなことは許されない。

 

そして私のモチベーションは下がるばかり。

そんな気持ちでやっていることも手伝って、自分でもびっくりするくらいミスが多いのである。こんな単純作業もできないのか、と思うレベルで同じミスを何回も何回も繰り返す。

なんでできないのか?

私はこんなに仕事ができない人間だったのか?

ミスすればもちろん怒られるし、私もこんなミスなんでするんだろう?レベルなので気持ちはどんどん落ち込んでいく。

もう鬱レベルだ。

 

仕事が終わった後の日常生活でもボケぶりを発揮するようになる。

コーヒーマシンでコーヒーを作ろうと思ってボタンを押したのにカップを設置し忘れてコーヒーはエブリウェア!

コーヒー浸しになったり…

 

仕事ではあまりにミスするから、ただ立っているだけで怒られるようになる。

良かれと思ってやることも全て全て怒られるのだ。

接客なのにお客さんと話してるのも怒られるし、笑ってるとヘラヘラすんじゃねぇと言われるし半ば揚げ足取りである。

確かにミスは多いし申し訳ないと思ってるが、自分でもなんでこんなミスをするのかわからないのだ。

仕事のための資料作りでもそんなことに時間かけるな、何してんだ、などなど何から何まで怒られる。

 

若干鬱気味の私にとっては大ダメージなのである。さらに悪くなる一方。

ビクビクしながら仕事に行く日々である。

まさに悪循環。

 

店主はやっぱり癖の強い人間で、この店で1年以上働いてる人は希少らしい。。

にしても、そんな環境で働いていると精神衛生上よくないのである。

でもその時の私は、怒りの感情がわかなく、ただただ、悲しい。

何してるんだろうわたし。

ドイツにきて、なにしてるんだ。

全然ドイツ語も上達しないし

このコミュニティの日本人と仲良くするのもやだし

仕事も上手くいかないし

なんでこんなにミスするのかわからないし

ただただ辛く悲しいのだ。

 

当然食欲なんて湧かないし、

私は2日に一食食べるレベルになっていた。

もちろん猛烈に痩せる。

以前の仕事は食に関することだったから、食への興味がたくさんあった。

食べることが仕事だった。

 

だけどこちらにきてから一切の興味を失った。

食べることに全く興味がなくなったのだ。

お腹は空くけど、食べなくても平気。

食べるのがめんどくさい。

もう何もしたくない。

仕事も行きたくない。

でも仕事しなくちゃやっていけない。

お先真っ暗状態である。

 

日本にも帰れない。

ドイツにいる理由は?

そもそも私はなんでドイツにきたの?

何がしたかったの?

何のために?

何になりたいの?

 

どんどん深みにはまって

ダークな気持ちは大きくなって行く。

 

そんでもってもう言うしかない。

自分のためにさくっと言ってやった。

 

『辞めます』

 

そう。私はドイツに来て2ヶ月で辞めることにした。

ここからは大揉めである。

まぁこの話はまた別の機会に書くとしよう。

 

 

そして落ち込みに落ち込んでいる私は

電話をかけてみた。

誰かに話を聞いて欲しくて

以前の私に戻りたくて

こんなに何もできなくなってしまった自分が悲しくて

原因はなんなのか

知りたくて

ドイツで開業している日本人の心理カウンセラーに電話をかけたのだ。

 

すると、電話で30分ほど話し

うーん、少し鬱の傾向がでてますね、でもそんなにひどくないですから、ちょっと直接あって話してみましょう。

ついでに内科も受診しましょうね!

 

的な感じで翌週にカウンセラーに会うことになった。